ウリンの話その9 (その1からその9まであります。各施工例下部に掲載しています)
環境問題から考えるとこの材は少し問題があります。海抜150m以上には生育しないため、ほとんどは比較的海岸から近距離のところにあり、そのため埋蔵量はあまり期待できません(最も蓄積量が多いといわれているサバ州東海岸森林中でもウリンは、全蓄積の約6%)。マレーシアでは政府の違法伐採対策も厳しくされていますが、インドネシアではまだ抜け道があるようで、 注意が必要です。違法伐採に手を貸すような現地シッパーや輸入業者とは取引を控えるべきです。いずれにしても、あと10年も供給されるものではないと考えています。IUCNの「レッドリスト」ではVUの指定となっている。VUとは「危急 Vulnerable 3277種」の意味で「絶滅寸前Critically Endangered(CR)1001種」や「絶滅危機Endangered(EN)1364種」ではないものの、
中期的な将来において、野生絶滅のリスクが高い分類群になっている。2001年版の同リストのカテゴリーでは7つの絶滅ランクの内、4番目。
レッドリストについてはhttps://wood.co.jp//red/
この商品に必要な工具
1.インパクトドライバー 2.メジャー 3.水準器 の3つが必要です。